音楽
スティーヴン・ソンドハイム
撮影
ダリウス・ウォルスキー
編集
クリス・レベンゾン
・したたる血が犠牲者の行く末を辿るオープニングクレジットが素晴らしい。おどろおどろしい音楽に絡む血のべとつく音、かつて人間だったのに仕掛け椅子から落ちミンチになり焼かれてドブに流れていく。
・歌いだしてビックリした。調べると元はミュージカルらしい。ジョニデもヘレナもどうなんだ…?上手いのか…?わからないがイマイチ刺さらなかった。
・きっっったない質感のセットが最高。調理台を走り回るゴキブリをしばいたローリングピンで生地を伸ばし、ぐちゃぐちゃの脂フィリングをぶち込む衛生観念終わってるパイ作り。
・暗い。ひたすらに暗い。病的な画面の色味は良い。黒い箇所は見えなくてもどかしい。
・ジェイミー・キャンベル・バウアー、無実な青年のキャラをどこか不気味に仕立て上げているのが作風に合っている。"I'll steal you" て。判事にいたぶられて流血する姿が美しい。
・やっと判事に手をかけるシーン。ジョニデの「ベンジャミン・バーカー!」て絶叫が良かった。血が盛大に噴出した窓越しに、逆さまになって滑り落ちる死体が見えるのも良い。