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恐怖省のiceblueのレビュー・感想・評価

恐怖省(1944年製作の映画)
3.9
何気なくバザーに立ち寄ったせいで陰謀に巻き込まれる主人公。でもこの男も精神病院を出たばかりだった…出てくる人が皆怪しくみえるサスペンス。
 
オープニングの振り子時計や列車でケーキを食べる老人、ハサミを持つ男など、印象的なシーンが多数。
暗がりの中の降霊術なんて、ぼうっと浮かぶ姿に背筋がゾクリ。やっぱり光と影の表現が素晴らしい!なぜこんなにも不気味な陰影がつくれるのでしょう…
扉に小さく空いた弾痕から光が漏れるシーンの格好よさったら!
  
活躍すると思ってた人が途中で出てこなくなったり唐突な展開もあったけれど、全体的に怪奇趣味を感じつつユーモアもあって、なかなか楽しめました。           
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