恐怖省の作品情報・感想・評価

「恐怖省」に投稿された感想・評価

K2

K2の感想・評価

3.3
“Cake !!”

時計の振り子や手すりの柵、人などのの影の付け方とマズルフラッシュの光が好き。

占いとか盲人とか、とにかくシャバに出たら外界は不自然極まりないといったような序盤の雰囲気がよい。
一体これは何が起こるんだい。ドキドキするわーと思わせるラング作品ですから、この作品も例外なく楽しめました。ハズレはしません。
dude

dudeの感想・評価

4.0
前半が悪夢じみてて最高。『パララックス・ビュー』を思い出したりしたが占いやら降霊術やらオカルトが混ざってさらにキナ臭い。主人公の加害者意識から被害者意識への転倒はナチスのその後を予言しているようで面白かったりもする。ラストは何がどうなってんだ...?
偽盲目の老人がケーキこぼしながら食べるところめちゃめちゃ怖い。

ケーキで始まりアメ車デートで終わるので、りゅうちぇる系統の人におすすめします。
ちょっとエッチなバツ1おじさんがナチをやっつける

陰影のつけかたがひたすらキマっていて、そこそんなに暗くなることあります? みたいなのがずっと続くんだけど、そういうところから何か恐ろしいものが立ち昇ってきそうな、言ってしまえば霊感のようなものがずっと画面上に張り詰めているような、そういう映画だった。たとえば、テーブルライトに照らされて胸から上だけが白く浮かび上がる降霊会の参加者たち。真っ暗な部屋から出てくる女。弾痕だけが白く光る死の場面。
そういった画面作りに支えられて、精神病院で目を見開く主人公や占いの館、はたまたケーキをぼろぼろと崩す盲人や降霊術、はさみを振り回して電話をする男、などの怪奇的イメージが、ナチスのスパイを突き止めていくというプロットへ自然に挿入されていくのが本当に見事だった。
サスペンスチックな映画なんだけど、ナチスとかオカルトな降霊会とか全体的に不気味で且つ、サスペンス的な思考が意味を為さない展開の唐突さがあり、とにかく変。キャラクターも全員怪しく見えて更に不気味だ。
しかし、映像は流石で白黒の陰影の感じとかが抜群にカッコいい。
特にラストの真っ暗な部屋の中、銃弾で一点のみから光が漏れ出て、そしてドアを開けて光源が広がる(更にめちゃめちゃかっこいい)って場面がサイコー。
メル

メルの感想・評価

4.0
第二次大戦中のイギリスが舞台。
次に何が起こるか全く想像できなくて、オープニングから最後の最後までゾクゾクしちゃうフリッツ・ラング作品。

精神病院を退院したばかりの男が、たまたま寄った慈善バザーで賞品のケーキを手にしたことから次から次へと奇妙な事件に巻き込まれる。

大きなケーキを持ってロンドン行きの列車に乗るのも意表を突かれるし、発車ギリギリに乗り込んだ盲目の男もかなり怪しい。

監督自身ナチスから逃れアメリカに亡命した経緯があり、作中でもナチス・ドイツの秘密結社の暗躍が描かれる。

登場人物全員が怪しくて常にどこかに謎が残されている。
主人公のバックグラウンドが見えても未だ未だ気は抜けず、最後まで緊張感続きます(笑)
フリッツ・ラング監督のドキドキする映画だった。 
怖いケーキを手にした男(レイ・ミランド)が事件に巻き込まれるサスペンス。 

途中、誰を信じて良いのか、本当は誰が死んだのか、など分からずに物語が展開。 
観終わると、けっこうスッキリする気分になる。 

しかし、レイ・ミランドは、やはりサスペンス映画が似合う。
dita

ditaの感想・評価

3.5
@シネ・ヌーヴォ ~フィルム・ノワールの世界vol.2~  

冒頭の振り子時計から足音に繋がるのが格好よい。ケーキの重量当てってなんやねんと思いつつ、そこから一気に社会派サスペンスへと繋がる展開に驚き。時折挟まれるユーモアも楽しい。全員謎だらけで不穏なのにラストが可愛くて、とりあえずケーキ食べたい。
TsutomuZ

TsutomuZの感想・評価

3.9
恐怖省とは何だったのか?

スパイ映画数あれど、精神病院退院から始まるのは、たぶんこれだけだろう。

いきなりの展開で驚くがあのパーティーに探偵そして交霊会さらに爆撃と、これぞイギリスという要素から、不思議の国のアリスを連想した。

つまり、全編主人公の妄想だったのではという妄想です。

または殺人者がまた獲物を見つける映画。
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