恐怖省の作品情報・感想・評価

「恐怖省」に投稿された感想・評価

dita

ditaの感想・評価

3.5
@シネ・ヌーヴォ ~フィルム・ノワールの世界vol.2~  

冒頭の振り子時計から足音に繋がるのが格好よい。ケーキの重量当てってなんやねんと思いつつ、そこから一気に社会派サスペンスへと繋がる展開に驚き。時折挟まれるユーモアも楽しい。全員謎だらけで不穏なのにラストが可愛くて、とりあえずケーキ食べたい。
TsutomuZ

TsutomuZの感想・評価

3.9
恐怖省とは何だったのか?

スパイ映画数あれど、精神病院退院から始まるのは、たぶんこれだけだろう。

いきなりの展開で驚くがあのパーティーに探偵そして交霊会さらに爆撃と、これぞイギリスという要素から、不思議の国のアリスを連想した。

つまり、全編主人公の妄想だったのではという妄想です。

または殺人者がまた獲物を見つける映画。
最初のケーキの件とか儀式のせいで変な印象が終始拭えなかった映画。

最後も唐突だし、サスペンス的演出は相変わらず見事だったけど、結局何を見せられていたんだろうと首を傾げてしまった。
えりか

えりかの感想・評価

3.2
マイナーなの想像してたけど、思ってたより普通
そして、縦書きの字幕ははじめて
なんかふつうのミステリーで残念
変な期待しすぎた
ケーキ(刑期)を食らう男の話

個人的に好きかどうかはさておき、良いつくりの脚本だと思う
中盤まで主人公の素性が知れないところも雰囲気を一層引き立たせている要因

『訳のわからなさ』が魅力になっている



本編には関係無いけれど、字幕がデジタルではなく、おそらく公開当時のものをそのまま使ってあるので読みづらい
旧字体が用いられていて、ちょっと文字が読めなかったのが困っちゃった
一瞬で祭りが静寂に包まれた瞬間から、夜の列車、盲人、降霊会といかがわしいシークエンスがラングのバキバキに陰影の効いた画面と伴に提示され鳥肌が立った。中盤以降は不条理感こそ薄まるけれども、ラストの光と闇を際立たせた銃撃戦といい徹底した演出が楽しめる。
やま

やまの感想・評価

3.7
まさに恐怖show。
ケーキをただ持ち帰りたかった男が怪しげな会に巻き込まれ、そしてさらに。。。
という感じ。

何もかもが胡散臭い。この時代も宗教というものは胡散臭いんだな。降霊会なんて今じゃ誰もついていかないでしょ。

フリッツラングの演出が僕は好き。兄は殺せんだろう。と真っ暗にし言う彼のシーンがクールだった。精神病院に入れられた理由として、奥さんを結果的に安楽死させてしまったことがある。その設定を活かしたいいシーンでした。

まあこの映画よく見てないと置いてけぼりにされる。突然の場面展開であったりが多かったイメージ。
abdm

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4.0
精神病院から退院した矢先参加したママ会にて、たまたまナチスパイが言うはずである暗号を言ってしまい機密事項を知ってしまった男の話。
テーマはフリッツラングらしく人と人の信頼関係。誰が味方で誰が敵かわからない。

明るい場所が急に暗転する演出が白黒映画ならではで楽しい。
第二次世界大戦中にドイツからアメリカに亡命したフリッツ・ラング監督が対戦中にアメリカで作った作品。

舞台はイギリス。ある男が、ナチスの絡むスパイ戦に巻き込まれる話。ヒッチコックっぽいけれど雰囲気は違う。前半は人間関係を追うのが結構大変でした。

怪奇映画っぽい描写が挟まれ、奇妙な感じが不気味さを助長する。
ナチスを直接描くのではなく、その影を描いてナチスの怖ろしさを観る者の心の奥底に植え付けるよう。

とは言ってもアメリカ映画。暗くはならない。恋愛要素やコメディ風な描写もある。ラストの唐突なハッピーエンド感はアメリカ都合な感じがする?
いろんな要素を盛り込んだちょっと不思議な感触を楽しめました。

この監督ほとんど観てないので、他の作品も観てみたくなりました。
324

324の感想・評価

3.5
何の物語か定まらないところで現れた道標。相反して古典映画特有の唐突な展開と終結。暗転する密室や階段など後の潮流か。