ある日突然、平凡なサラリーマンの肉体が機械に侵食されると言うイかれた設定のサイバーパンク映画。
当時の雑な映像でモノクロだから粗が目立ち難くこのチープな雰囲気がまた恐ろしさに拍車を掛けている。主演の田口トモロヲも良い味出してます。
この80年終わりから90年初期の時代の感じめちゃくちゃ好きなんですよね。。。
エロ、グロ、ナンセンス、、、悪趣味系の香ばしい文化が結構蔓延っていた様に思う。それ自体が良いとか言う訳じゃ無いけどそれに対する熱量が圧倒的にあった。マニアックだった。そんなイメージ。
良くも悪くも圧倒的な熱量があった時代の様に思う。その空気感みたいな物が好きなんですよね。新しい物が生まれたり、どうにかして自分がしたい表現をしたり。クリエイティブでしかない。そんな時代の熱量をパッケージングしたかの様な作品。
今回の鉄男もそんな危険な時代に生まれた今となっては伝説的なカルト映画。今観るとチープだけど試行錯誤して表現してるのが面白い！
何も無い中で作る！無いから作る！！
