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書を捨てよ町へ出ようのLODGEのレビュー・感想・評価

書を捨てよ町へ出よう(1971年製作の映画)
4.0
物凄いものを観せつけられた。

と言うよりは、これは今、自分は一体何を観ているんだろうと言う気持ちのほうが正直デカかった。分からない。まっっったく分からない。理解が出来ない。理解しようとしなくても良いのか?
セリフとBGMの音量がおかしくほぼ何言っているかも分からない。気が狂いそう。

「田園に死す」よりも現代的な感じがしてまだ観やすい、、、のか?
「田園に死す」よりもサイケデリックみは柔らかい気がします。いや感覚が麻痺ってるのかも。

いきなり映画を観ている観客に対するメタ発言がヤバい。イカれている。
寺山の主宰する演劇集団「天井桟敷」が公演したドキュメンタリー・ミュージカル作品の実験的映画。
典型的なダメ家庭に育ち、いつも家出を考えている屈折した「私」を中心にした世界が、現実・過去・幻想のイメージや新宿の雑踏でゲリラ的に撮った映像のコラージュの積み重ねによって自由奔放に描写される。

支離滅裂で、あんまり崇める様な事は書いていませんが、、、笑
圧倒的に音楽がカッコ良すぎる!!サイケデリックな音楽が最高です。Vanilla Fudgeをより濃く煮出したみたいな。。。

星条旗を燃やし、ピースに立ちしょんべん。路上に書かれた「青少年のための麻薬入門」の前でヒッピーが大麻?を吸うシーン。とても攻撃的な描写ですが、冷静に考えて狂っている。しかし、今観れないからこそこう言う「怖いもの観たさ」を体験出来るのでそれも映画の良さではあると思う。と同時に「自分はこうはなりますまい」とも思う。

他のATGのラストにも真っ白な画面で終わるってのがあったけどこれもラストに真っ白の画面が出てきた。ATGはこの演出が好きなのか?

ラストのエンドロールで人名を流すのでは無くその本人達の顔が流れていくのが斬新。

後半の先輩?の部屋にキングクリムゾンのジャケが飾られていたのはテンションが上がった。

アングラ!サイケデリック!ドラッグ!セックス!ロックンロール!みたいな映画。

映画みたく、エンドロールも長くなったし、書きたい事を自由に書いたらこんな支離滅裂な文章になってしまった。
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