ゆべし

ハリウッドにくちづけのゆべしのレビュー・感想・評価

ハリウッドにくちづけ(1990年製作の映画)
2.5
2014年頃にルーファス・ウェインライト企画のクリスマスライブがあり、キャリー・フィッシャーがトーク出演したステージを観た事がある。当時は彼女をSWのレイア役の女優としてしか認識していなかったが、実際のステージに現れたオバちゃんは一流スタンダップ芸人並みに喋りが上手く、会場の爆笑を取っていた。内容はドラッグ中毒やハリウッド業界裏話、男性遍歴なんかを面白おかしく話していた。彼女の自伝もの映画がある事をUNextで発見して鑑賞。
「映画についての映画」のメタ設定が面白いし、ハリウッドの撮影トリックを演出に取り入れた面白いシーンが多数、主演メリル・ストリープも絶頂期で好演。
でもキャリーが2016年にドラッグのOD死する事実を知りながら観るととても痛々しく悲しい映画だった。
ラストはステージで陽気に歌うキャリーのシーンで終わるが、自分が観たステージでも奔放で豪快で自由な精神が溢れ出ている女性だった。 レイア姫とは(当然だけど)全くキャラが異なりその正反対のギャップが面白さでもあったが、彼女にとってはあのイメージがかなりの重荷だったのだろうとも思った。
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