かすとり体力

エスターのかすとり体力のレビュー・感想・評価

エスター(2009年製作の映画)
4.1
結構昔の作品ということもあり、大オチっぽいものをなんとなく知ってしまっていて、「それなら今更観なくてもいっか・・・」みたいなテンションになっていたんだけれど、最近続編が公開されたのをきっかけについに鑑賞。

へい!!へいへい!!

これ、めっちゃくちゃ面白いやないかい!!

っていうかこれ、大オチの有無とかあんまり関係ないぞ(まぁ良いオチだったけれど)。
むしろ、通常ベースのお話のところがずーーっと面白いやつ!!

鑑賞後、「いや、映画って、こういうので良いんだよ・・・」と強く思ってしまいましたです。。

とにかくエンタメ味の強いジャンル映画の最たるものなので、「純粋におもしれええええ」以外で言うべきことはあまりないんだけれど、一応数点・・・。

やはりまず、エスターを演じたイザベル・ファーマンのこのハマり具合!顔面とか所作とか、あらよる要素が説得力の塊。これはもはやミラクル。

あと、これまじで「だから?」案件なんだけど、母親役のヴェラ・ファーミガ氏、初めて観たけど、ちょっと美しすぎないか?
私が過去観てきたあらゆる人類の中で一番美しいです。えぇ、ここまで来るとただの「嗜好」の話ですが。。


(以下、核心的なネタバレはしませんが、若干かするので気になる方はご留意を・・・)


あと、終盤、エスターと父親が二人きりになってからの展開はとにかく裏切られっぱなしだった。

エスターの「キャラ変」には度肝を抜かれたし、その後、エスターが泣いちゃうところとか、なぜだろう、エスター側にも感情移入しちゃって、変な心持ちになっちゃった。。
(君は君で辛かったんだよなぁ、みたいな)

あと、お父さんの結末にもびっくりしたが、まぁここまで「鈍いやつ」として描かれていたら、まぁ致し方ないか、という感じ。
(実際鑑賞中はお父さんに対して死ぬほどムカついたし)

以上。

とにかくめっちゃくちゃ面白かったです。

むしろ、有名?な大オチのせいで、私が誤解していたように「どんでん返し全フリ映画」として認識されたりしているのではないだろうか。

本作、そういう類の作品ではなく、ふつぅぅぅに面白い映画なので、ホラーやサスペンスに抵抗のない方には遍くお勧めしたい。
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