かすとり体力さんの映画レビュー・感想・評価

かすとり体力

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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

3.9

旅先で偶然出会い別れるまでの14時間を描いた前作から9年後、2人がパリの町で再開し、別れるまでの85分を描いたもの。

っていうこの時点でエメぇ・・・。
もうエメぇ・・・。

前作もエモくて最高で、レ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.8

アカデミー脚色賞で話題となった本作、タイトルやアートワークから「おもしろ映画」の匂いがプンプンしていて気になっていたところ、いきなりのアマプラ配信。すぐさま鑑賞。

おう!期待通りにおもろいやんか!
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.9

観終わって「あ~面白かった!!」ってなれるや~~つ。
こういう映画は定期的に摂取するのが良き。

まず私、ニコラス・ケイジ作品をあまり観たこと無かったんだけれど、一定年齢以上の日本人が持つ「ニコラス・
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福田村事件(2023年製作の映画)

3.9

めちゃくちゃ気になっていた本作。

関東大震災の際、流言飛語を発端に在日朝鮮人が多数虐殺されたという歴史的な事実は認識していたが、本作で取り扱われた事案については知らなかった。反省。

鑑賞して意外だ
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ファニーゲーム(1997年製作の映画)

4.0

胸糞映画の極北と名高い本作。

確実にイヤな気持ちになるだろうので鑑賞に二の足を踏んでいたが、ついに鑑賞。

まず想像通りだったところとしては、その胸糞具合。いや、想像以上かな。

だいたいの粗筋は知
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.8

すまん・・・。

減点法でかかっても減点するところがあまり無いような、王道展開のよく出来た胸熱作品なのに・・・。

本作、Filmarks上の評価、26,000レビューで「4.2」という超絶高評価につ
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.7

遥か昔、金ローか何かでチラ見した記憶があり、改めて腰を据えて鑑賞。

ある意味ワンアイディアもののコメディー作品に過ぎないんだけれど、ジム・キャリー力で一本の強度ある作品としてしっかり成立している。徹
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黒い家(1999年製作の映画)

4.3

私の中で、ヒトコワ系ホラーのトップに燦然と輝き続ける大傑作。
今回の鑑賞は5回目くらいか。

いやもうね、とにかく怖いし、話がおもしれぇ。

というか私、原作者の貴志祐介氏のファンで、やっぱこの人の書
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.9

PTA監督によるロマンティック・コメディ作品。

PTA監督作品とのお付き合いは、『リコリス・ピザ』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』に全然ハマれず、「相性悪いのかな」と思っていたところ、次に観た『マグ
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.7

「間違いなく良い映画だろ」と思って観た結果、まじで良い映画だったけど、ほんと期待値ジャストの作品で特段の驚き等はなかった、という感想。

あらすじから「こんな映画だろうな」と思っていたら、寸分たがわず
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オオカミの家(2018年製作の映画)

3.7

「とにかくやべぇ」「最上級の邪悪」「トラウマ必至」等々、気になる評価が耳に入ってきていたや~つ。

結果、「映像体験」という意味ではまじで唯一無二。

ストップ・モーション・アニメというのは知っていた
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

3.7

『空白』『神は見返りを求める』『犬猿』『愛しのアイリーン』『ヒメアノ~ル』の吉田恵輔監督作品ということで、(改めて見るとやはり凄いラインナップ・・・)重たいボディ・ブローをくらうことを覚悟して鑑賞した>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.1

昨年『レッド・ロケット』という怪作をぶち込んできたショーン・ベイカー監督の長編デビュー作。

色んなところで聞いた評判から「なんかヤバい作品なんだろうな」とは思っていたが、いやはや、これは凄い。

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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

3.8

エドガー・ライト監督によるアクション・コメディー作品。

真っすぐに面白いや~つ。
エンタメ作品としての卒がねぇ。

いわゆる「ヤバい村もの」作品で、取り扱い方によっては結構じめっとしたトーンになると
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

3.7

若かりし頃のジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオが登場。
今考えると超絶豪華。

ものすごく良い塩梅のヒューマン・ドラマ作品でした。

どの登場人物も、どこか心の隙間を抱えつつも必死でもがきなが
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市子(2023年製作の映画)

3.7

【本レビュー、本質的なネタバレは一切していないものの、作品終盤で分かる作品の「毛色」的なものに若干言及しているため、完全なゼロ情報で鑑賞したい方は、鑑賞後に読んでいたければと思います】

気になってい
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ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

3.7

タイトルは「暗黒かつ邪悪」で、まじでこの通りの映画だった。

過去、X上でポジティブな評価を目にしたのと、鮮烈なポスターアートに惹かれ観賞したが、概ねイメージ通りの作品。

「邪悪」っていう概念を現象
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

3.9

「映画名作ランキング」等の常連であるも、「古いし白黒だしな~」と思って長らくスルーしていた。

が、最近、結構昔の映画を観る機会も出てきたため満を持して鑑賞。

結果、普通~~におもれ~~。

本作、
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.9

第二次世界大戦末期、元最強の兵士であったフィンランド人の老兵が、自身が掘り当てた金塊を奪おうとしてきたナチスをボコクソにするお話。いわゆる「舐めてた相手が殺人マシーンでした」ものです。

いやぁ、最高
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

3.6

今泉力哉監督最新作。

前作『ちひろさん』に引き続き、正直あまりグッと来なかった。。。
(前作も今作も原作者が今泉監督本人ではないという共通点があり、ここら辺になにかありそうな気がする)

というか私
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

マーティン・マクドナー監督作品。

非常に気になっていたもののDisney+で配信されたせいでレンタルにも落ちて来ず、やきもきしていたらアマプラの有料配信で発見し、すぐさま鑑賞。

鑑賞後まずの感想は
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.8

ついに観た!!

前評判はなかなかに微妙だったけど、いえいえ、十分に楽しめました。

まず冒頭、若き日のジョーンズが爆暴れするアクションシークエンス、そのアクションも凄いけど、ハリソン・フォードの壮年
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エイリアン2(1986年製作の映画)

3.7

ジェームズ・キャメロン御大がリドリー・スコットから監督を引き継いだシリーズ2作目を今更鑑賞。

SFホラーだった『1』から、モンスターパニックアクションにジャン変。

今の目線で見ると若干ベタとも言え
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.2

すんごい評判が良かったので、レンタル開始後すぐに鑑賞したが、大納得。

最高。

私、かなり色々なことに興味があるタイプではあるが、昔から「スポーツ」まわりにだけはどうしても興味が湧かない。
なのでス
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アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

3.7

『イット・フォローズ』『アンダー・ザ・シルバーレイク』の長編映画監督デビュー作品で気になっていたもの。

とある街における夏休み最後の「スリープオーバー(=お泊り会)」を舞台に、思春期の少年少女たちの
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.8

続編が話題になっていたためとりあえずこちらを。

いやー面白い!韓国映画らしいエクストリームなバイオレンス・アクション・エンタメ大作!!

もう感想は上のジャンル表現に尽きて、それ以上何もない笑
鑑賞
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ホーム・アローン(1990年製作の映画)

4.1

前作で『怪物』を鑑賞し、胸に重たいパンチをくらったのでお口直し的に。

私、金ロー等で『ホームアローン2』はアホほど観てきたのですが、『1』を通しでしっかり観たのは実はこれが初めてかも。

なんや、『
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怪物(2023年製作の映画)

4.3

力量。やっぱ力量よ。

レジェンド3人のタッグ作品ということで期待値マックスだったけど、軽々とその期待を超えてきた。確実に今年ベスト級。

まずもって、テーマとしては結構重ための作品なのに、これまた力
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.7

スピルバーグ監督作品かつ評判も高いというところで、ちょっと期待値を上げすぎてしまったきらいはあるが、それを差っ引くと面白かった。

スピルバーグ監督ってやっぱエンタメ作家で、抽象的な事物よりも具体の世
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.7

なんかもう少しひねりのある作品なのかと思ったら、(良くも悪くも)真っ向から悪魔祓いを描いた結構真面目な作品だった。

これ個人的な嗜好の話なんだけど、「悪魔」っていう存在に全然ノれないんだよな…。
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バイス(2018年製作の映画)

3.6

ブッシュ政権下において、副大統領として権勢を奮ったディック・チェイニーにフォーカスを当てた伝記映画。

めっちゃ面白かった政治風刺劇『ドント・ルック・アップ』のアダム・マッケイ監督作品ということで、作
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君たちはまだ長いトンネルの中(2022年製作の映画)

3.4

正直、映画作品としてのクオリティは相当に低い。

作品のメッセージが脚本と馴染んでいないので、「シナリオがしっかり目の学習教材映像」みたいになっちゃっている。

また、主人公の女子高生について、愛され
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アートのお値段(2018年製作の映画)

3.7

世界最大のアートオークション、ニューヨークのサザビーズ開催に向けて慌ただしさを増すアーティスト、コレクター、ギャラリスト(画商)などアートを取り巻くステークホルダーの挙動を通じて、「アートの価値」そし>>続きを読む

ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

3.9

ワイルド・スピードシリーズのスピンオフ作品。

あ~面白かった!!ってなれるや~つ。

ジェイソン・ステイサムとドウェイン・ジョンソンっていう存在自体に華がある二人がタッグを組んで、ミッション・イン・
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.6

悪くはない。

悪くはないんだが、「アカデミー作品賞受賞」という輝かしい実績と、興味を掻き立てられてしょうがないあらすじによって高めに高められた期待値を、本作は超えてくれなかった。

なお、以下あらす
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

4.0

岡田君すごい。
もはや『ジョン・ウィック』やんけ。。

とにかくめっちゃくちゃ面白かったです!

原作未読のせいか分かんないけど、配役もキャラとすんごいマッチしているように見えた。

全員良かったけど
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