サメガミ

エスターのサメガミのレビュー・感想・評価

エスター(2009年製作の映画)
4.2
怖すぎる。。。ただそれだけ

全ての行動が全て計算されている恐ろしさ。
無意味に行動を起こす子供の可愛らしさのかけらを感じることができない。できたとしてもそれも全て計算済みだった時の怖さったらない。
エスターの支配の仕方のバリエーションが狡猾で恐ろしい。子供たちへは身体的な危害を加えられるかもという恐怖支配。旦那へは良い子のふりをして子供らしさを演出し愛情で支配する。カウンセラーのおばさんも。
唯一支配されずに正体を暴こうとしていた奥さんだが、エスターと支配された人たちに1人では状況を打破できず、遂には被害者が出てしまう。最後の最後どうにか救いがあって良かった。


リボンの意味、絵の意味、ピアノの意味、プレゼントの意味等々意味がわかると鳥肌が立つ。
顔、目線、表情、言葉にも狂気を感じる演技で随所に怖さを感じた。

ただ最後の最後エスターが欲していたのは男性からの愛情だったんだと判明した時はこの映画で唯一人間らしさを感じれた。