金春ハリネズミ

海辺のポーリーヌの金春ハリネズミのレビュー・感想・評価

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)
4.3
避暑地に集った男女が、愛の名の下に右往左往迷走する話。

仏人の仏人による仏人のための喜劇。
滑稽にも温かく唱えてる気がします。

面白いくらいに互いの恋愛価値観が噛み合わない入れ子構造に舌を巻きました。

愛とは何なのかを設問し続けるテーマに十代のひと夏の思い出をぶち込んでくるところが本作の質をバキバキに高めてますよね。
愛おしくも儚い、夢みたいな思い出としてこの作品を記憶してしまう。

重めの前髪がとってもお似合いなポーリーヌ。