このレビューはネタバレを含みます
ケニアを舞台に84歳で初めて小学校に通う事になった老人の実話をもとにした話。
一見ほっこりほのぼのストーリーのようだけどその背景に植民地やら民族やら独立運動やらがあってなかなか内容は重い。えんぴつ削りを使う時に耳に尖ったえんぴつを刺された過去回想が挟まるの辛すぎるでしょ…。無邪気な子供達はみんな可愛かった。女性教師のジェーンもこの話のもう一人の主人公だよね。立派な人だ。詳しい歴史背景がわからないので何とも言えないけど、お爺さんの主張を強く感じる話だったのでもう少し色んな角度からの話も聞きたかったかな。何歳になっても学ぶ姿勢があるというのは素晴らしい。