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ザ・グリードのTKEのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・グリード(1998年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

豪華客船に大嵐…と来れば巨大クリーチャーでしょう…な王道モンスターパニック。
適度なグロに分かりやすいストーリー、キザで男前な主人公、癖のある濃いキャラクター達、おぞましいクリーチャー…と押さえるべきポイントは全部押さえてます!という作品。

残念ながら、今ではそうそう見ることは叶いませんが「午後のロードショー」には感謝です。
ただ、テレビ放送用にエグすぎるところは若干カットされている様子。もっとドロドロに溶けた人とか出てきてた気がしましたが…。


以下、ネタバレあります。

密輸船船長フィネガンは金さえ貰えればなんでも運ぶ運び屋。
大嵐の日、ハノーバー率いる傭兵軍団をとある海域に運んでいた。目的を検索しないというフィネガンだったが、上組員のパントゥーチが積荷の中に魚雷を発見し、一触即発となる。

なんとか場を収めたフィネガンだったが、航海を続けていると漂流していたモーターボートと激突、エンジンが壊れて船が動かなくなってしまう。
直後、目前に豪華客船アルゴノーティカ号を見つけた一行だったが、ハノーバー達の目的が客船のシージャックだということが発覚。
船を乗っ取られたフィネガンは船の修理道具を手に入れるためやむを得ず傭兵たちと客船に乗り込むが、中は荒れ果てており、3000人の乗客は消えているのだった。


登場人物が多いように見えて一人一人のキャラがもの凄いたっていて分かりやすい上、大抵が悪人なのでドンドンいなくなっていくのが爽快。
中にはもちろん罪もなければ全然関係ない人もいるんですけど、まあ相手は怪物なんでその辺はご愛嬌。

この怪物もワーム型と思ってたら実は…というのもポイント高い。途中でタコの話が出てくるのが一応伏線になってたのかな?

この時代のバリバリCGです感が残念なところではありますが、1998年の作品と考えれば全然及第点です。


最初は高慢な国際指名手配スリ美女が後半になればなるほど可愛くなってくいくの本当によいです。

ところで、こういうモンパニって陽気なキャラクタは必ず生き残るとかフラグあるんでしょうか(笑)


最後のオチも含めて良作です。
「お次はなんだ?」

髑髏島に続く…だったら面白い(笑)
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