安堵霊タラコフスキー

クラッシュの安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

クラッシュ(2004年製作の映画)
3.9
これ以上計算された群像劇ってのがあまり思いつかないレベルで脚本が巧みな作品で、上手過ぎて逆に引くレベルでもあるんだけれど、それ故に忘れられないシーンも多々ある快作。

でもそのまとまりの良さだとか人種差別を描いた社会性だとかのせいもあって、映画としての愛嬌が無くなっている感も否めない。

あとブロークバックマウンテンじゃなくこの映画がアカデミー賞で作品賞を受賞した問題、どっちも捨て難い作品だから作品賞と監督賞を分け与えたくなるって気持ちもわからないでもない。