シリアルな表情

容疑者Xの献身のシリアルな表情のネタバレレビュー・内容・結末

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

元々原作が超お気に入りでずっと見たいと思っていた映画。

石上哲也の犯行の動機が私はすごく好き。いつでも死んでいい、人生に希望を見出せずにいた自分に突如光のような存在が隣に来てくれて。あの仲睦まじい母娘のやり取りは多分誰でも癒されるよね。学校でも自分の授業をまともに聞いてくれる生徒は居ない。一緒にご飯を食べる人もいない。教師という人と関わりが多いはずの職業で孤独な自分。他者の関わりがなかった人生に、おはようございますと声をかけてくれる、(しかも娘さんは川沿いを歩いていた石神にわざわざ友達と一緒にいる時に橋の上から挨拶してくれるんだよ!?何それ可愛すぎ年代が同じだったら恋までするわ(/ω\))お弁当を買う時に雑談してくれる、それが別に石神を特別視しての行動では無いと分かってはいてもこの時の石神からしたらこの二人とのやりとりはとても大きいものだったはず。石神にとっての生活の希望の光だったんじゃないかな。




多分これから言う感想を抱いたのは私だけだと断言できるくらいすごい的外れな事を言うんだけど、この石神の犯行の動機が乃木坂46の『君の名は希望』に似てるな、、、と思った。勿論この曲は学生の男の子の感情をうたった曲なので石神と完全に重ねるには無理があるけど、。

あと福山雅治かっこいい。
シリアルな表情

シリアルな表情