わか

容疑者Xの献身のわかのレビュー・感想・評価

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)
4.3
TVで放送してて、中途半端に観たくなくて、配信で改めて視聴。
高校生の頃小説読んで、感動した作品の1つ。

SNSのトレンドにも上がってたけど、とにかく堤真一の演技が凄すぎる。
特に最後の咆哮するシーン、石神の色んな感情が詰まってて、何度観ても鳥肌が立つ。
あと松雪泰子の幸薄そうな美しさ、湯川と草薙がそう表現してる意味が、この年になってようやく理解できた。

冒頭で内海が愛は説明が付かないみたいなことを言ってて、湯川に一蹴されるシーンがあるけど、まさにその愛を論理的に証明してしまったが故の悲劇だった。

常に冷静に事件を解決してきた湯川が、初めて解決を躊躇った事件。
誰も幸せにならない解に気づいてしまった湯川が一番不幸だと感じた。
取り調べ室の中で、石神の叫びを聞く湯川の後ろ姿がとても切なかった。

そして、エンディングに行くまでの流れも綺麗すぎるし、何より最愛がいい曲すぎる。

ドラマまた観返したくなった!
わか

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