父親たちの星条旗のかるもののレビュー・感想・評価

強烈な戦争体験と、それに纏わる心の影響と後の現実経験を丁寧に描いた作品。
過酷な戦場描写の激しさと、その後の描写の空気感の落差が幾度も提示され、その度に切なく空しく辛い。
なんというか、全編通して容赦なく現実を突き付けられ続けた若者達の生き様から目が離せませんでした。
そんな辛さばかりが視聴後感に残る作品ではないのだけども、戦った彼らの心に対する感想は言語化が難しいのです。
しかし何か感情が動いたのは間違いなくて、間違いなく視て良かったと思えた作品でした。