鍋山和弥

阿修羅城の瞳の鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

阿修羅城の瞳(2005年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

恋をし、男と、一夜を過ごすと、鬼の王、『阿修羅』となる、盗賊の少女、『ツバキ』と、『鬼御門』の、元副長で、『鬼のイズモ』と、呼ばれていた、『イズモ』の、恋愛の物語。人間として、生まれ、義賊として、生きた『ツバキ』が、『イズモ』を愛する心と、鬼になりたくない、その葛藤が、描かれ、鬼の王『阿修羅』になっても、力のためか、愛のためか、分からないが、『イズモ』の血を、欲していて、『イズモ』を求める、複雑な心境が、描かれている。『イズモ』も、鬼を斬ることしか、知らなかったが、『ツバキ』に出会い、愛を知り、『ツバキ』が、『阿修羅』になった後も、『ツバキ』を、愛し求める、その姿が、感動を呼ぶ。鬼は、人を襲うが、鬼狩りの『鬼御門』も、鬼殺しを、楽しんでいたり、鬼御門の、『ジャクウ』も、力への飽くなき渇望が、描かれていたり、『鬼』が、残虐なのか?『人間』が、残虐なのか?分からない、メッセージ性の、作品に、なっていると思います。『鬼』は、人間を、苦しめていたかも、しれませんが、『鬼』狩りを、楽しむ人間も、善とは、呼べないのでは、ないでしょうか?
鍋山和弥

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