公開から19年経ちまさかの巨大な物語のプロローグという位置付けに文脈が読み替えられた本作。
まさか当時からこの続編を意識して作っていたのか…と思うほど話しのトーンは曇徴で、本当に最後のオチ一発で持ってく映画。
ヒーローに対しての概念というよりは、
広義の意味での異端者、異能者の肯定。
己の存在意義を他者によって見出そうとする経緯の悲しさ。
地味ではありますが、たしかにプロローグという位置付けであればこうならざるを得ないよなぁ。
力ではなく知的な悪が最も怖いや、
この物語どんでん返しがあるみたいよといイライジャ母のセリフはちょっとベタ過ぎだけど、コミックブックを回転させて撮ったり画廊のコミックによって意味が重なり流石でした。