自らの芸術を追い求めるバイオリニストの愛と顛末を描いた作品。
フランスのリヨン。ヴァイオリニストのアルマンは、10年前にソリストの代役としてデビューを飾り以後、第一線で活躍してきたが、芸術家としての自分に疑問を感じまた同じヴァイオリニストの親友が自殺したことをきっかけに舞台から退いた。
彼はメトロの地下道を次なるコンサートホールに選び自分の欲求のまま演奏し続ける。
音楽評論家としても著名なアンドレ・オディールの『Musikant』の映画化。
世界的なヴァイオリニスト、ギドン・クレーメルが演奏と音楽監修を担当、バッハの『シャコンヌ』を始めクラシックの数々を奏でる。
カンヌ国際映画祭(1994年)出品作品