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王になろうとした男のポチッとなあのレビュー・感想・評価

王になろうとした男(1975年製作の映画)
3.5
1975年公開。19世紀後半のインドで、イギリスの退役軍人二人が山奥の国で王になることを夢見て旅を続ける。幸運と相手の勘違いで神と崇められるようになったが、運は長くは続かなかった。
ショーン・コネリーとマイケル・ケインの冒険大活劇。あとちょっとのところで夢はするりとこぼれ落ちてゆく。西洋文明の力の象徴である銃で未開の人々を押さえつけるという嫌な映画にならなかったのは、名優ふたりの軽妙な掛け合いのお陰かな。広い荒野、たくさんの人々の列など、映画だからこそのシーンも楽しめた129分。
★気になったので調べてみた★
・フリーメーソンは期限がはっきりしていないが、16世紀にスコットランドに支部が存在していた。
・フリーメイソンリーには「自由、平等、友愛、寛容、人道」の5つの基本理念がある。
・映画に出てきたフリーメーソンのシンボルは、プロビデンスの目、と呼ばれている
・アメリカの1ドル紙幣に裏面左側のピラミッドの上に描かれている目は、フリーメーソンの図柄、英知の目、と言われている。