ぼくの伯父さんの休暇のあのレビュー・感想・評価

結局誰の伯父さんなのかはっきり分からないのが良かったです。ユロはみんなの伯父さんなんでしょうね。
タチのぎこちないようで洗練された動きが、徐々に年齢も性別も生い立ちも異なる人々をかき混ぜて一つにしていくところに、この作品の面白さが一番よく出ていたように思いました。自分も、プライベートなのにこんなにもソーシャルな休暇を過ごしてみたいと思いました。
また、波を使った演出には特に驚きました。自然のものまで自分の動きに取り入れられる身軽さに、タチの身体的なセンスが特に光っていたように思います。