・ジャンル
スラッシャー/ホラー
・あらすじ
12歳の時、殺人鬼ジェイソンに襲われ惨殺した過去を持つトミー
彼は精神病院を転々とし治療を受けてきたが心には陰が落とされたままだった
トラウマと幻覚に囚われ続けてきた日々
その末に彼は大きな決断を下す
ジェイソンの遺体を葬るという計画だ
患者仲間のハーズを連れ病院を脱走し遺体の眠る墓地を訪れるトミー
掘り起こした棺の中にいたジェイソンは腐乱死体となっていたがトミーの行動によって復活を遂げてしまう
奇しくもこの日は13日の金曜日だった…
ハーズを殺され逃げ出した彼は保安官に全てを伝えるが信じてもらえるはずもなく挙句、留置場に入れられるが諦めるはずもなく…
・感想
ホッケーマスクとナタというビジュアルで有名な殺人鬼の代名詞ジェイソン・ヴォーヒーズを描くシリーズ6作目
今作では完結編と銘打たれた4作目でジェイソンを惨殺した過去を持つトミーが前作に続き主人公
図らずもジェイソンを蘇らせてしまい再び殺戮が巻き起こるというストーリー
さすがにトミーを引っ張りすぎだろ、というのはともかく単純にトラウマを葬り去るといういくらでも重たく闇深く出来そうな題材に対して過去作と同様に軽いノリが多く何だかなぁという感じ
ゴア描写は首捻りやら斬首やら腕の切断やら景気良くスラッシャーらしい惨い物が続くのでそこは良かった
ラストの湖での格闘も画としてやっぱり嫌いじゃない
ただ前作で町長がジェイソンは火葬されたと言っていたというのがあるから普通に矛盾してるというのは引っ掛かった
まぁこの手のスラッシャー作品にそんな指摘をするのは野暮なのかもしれないけど…
唯一良い点としては今作によってジェイソンが明確に不死身の存在と化したから続編がやりやすくなった事
後の「ジェイソンX」とかはまさにそのおかげで出来ただろうし
まぁジェイソンが時に可愛げを見せながら殺戮を起こしていく様が観たいだけなら満足は出来ると思う