このレビューはネタバレを含みます
不幸のドミノ倒し
愛でも友情でもない 信頼の形
主人公のマリアが最初適応障害クラスのお転婆ぶりにハラハラしつつも、映画の中で暗くはあるが確実に急成長していた。
青年マシューは一度は失敗に耐えたものの、自分の信念を現状との天秤にかけられず感情に任せてしまい、物語スタート時からの信頼はどんどんと崩れていき、最終的には大きな事件を起こしてしまう。
姉が途中で話していた、セックスに飽きた頃に子供ができた、というのはセックスが飽きる頃にまでに恋だ愛だではなくお互い尊敬して信頼を築けないと良い方向には持っていけないと言う教訓なのだと思った。
そしてこの作品の誰も、それを成し遂げていないのがまた切ない