kiryu

トラスト・ミーのkiryuのレビュー・感想・評価

トラスト・ミー(1990年製作の映画)
3.2
もしかしたら #初見はVHS

「ザ・シネマ」さんの上映イベントに参加させて頂いたー♪

トークショー(裏話すごく面白かったです!字幕改善、本当によかった(^^;))にライブ(しかも曲多し)に盛りだくさんですごいイベントでした。

さて、内容の方は、1番初めは主人公のマリアのアップ。ド派手な口紅(ピンクパープル)を塗り、そのすぐ近くの両親と口論…高校を退学になり、挙句妊娠しているということが発覚し、父親に出て行けと怒鳴られる。ところから始まる…。

もう1人の主人公のマシューの登場は、TVの製造工場でイラついて上司にも当たり散らし、辞めてしまう。家に戻ると父親からの暴言・暴力を受けている。大事にしているのは本と朝鮮戦争時代の手榴弾。

そしてある日、ふたりは出会って、お互い変化していく…



観たことないと思っていたけれど、進んでいくうちにうっすらと観たことあったと思い出した。

この作品は誰にでもオススメできるものではないけれど、会話のやりとりやカラーバランス、カメラワークのそれぞれ、どれかでも愛おしいものを見つけられれは、大事な作品になるハズ。
ちょっとヨーロッパ映画みたいな感じもするかな。

マリアとマシューの変化も興味深い。
特にマリアは初めの派手な化粧から、落として眼鏡をかけて、髪も後ろで1つにまとめると全然別人。

主人公2人の親が、本当に酷くてあれは理解ができない…。

日本公開は1993年とのことだけれども、服装は当時のものだけれど、“今の自分に何か違和感(閉塞感)がある”人なら、今見ても全然大丈夫な気がする。

トークショーでも言ってたけれど、若い人に観てもらって、感想聞きたい感じだった。
ラストの展開もちょっとびっくりするシーンあり、逃せない。

再び出会えた作品で、ちょっと嬉しい。
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