(前置き。やや長い)
予告で面白そうだなと思い、
「レ・ミゼラブル」の前に間に合う〜♪
フィルマークスの評価では微妙だけど、
美術品関連物って面白い作品多いし、
やっぱり自分で確かめてみたいな…と思い席を取った。
結論から言うと、
ラストのオチがなければ、今年3本目のワーストになるところだった…。
ヨーロッパ映画作品で時々、誰にも感情移入できなくて、どうしようもない気持ちになっていくものがあるのだけど、この作品もそうだった。
(まぁそうなった場合、主題が自分の認識とはズレているので仕方ないと思うようにしているが…)
パンフにもあるけれど、インターネットの普及で美術品絵画の由来などはほぼ解明されてしまった感じは確かにあるな、と。
主人公のオラヴィから絵画を買った金持ちの顧客…これがまた、落札の金額を調べて値切る…というのも、自分が客側になったらやってしまうかもしれないし、オークションオーナーもなかなかイラつく人物だし、イラつくやりとり展開だった…。
孫との心温まるふれあいがあるのかと思いきや(いや、なくはないんだけど)、オラヴィがひどくて素直に賛同できない。いい人過ぎても嘘くさくなるからだろうけど、非常にモヤモヤした。
一筋縄ではいかない作品ではあった。
絵画についてのミステリーなんかは面白かったので、展開や編集を明るい方に持っていってくれたら、もっと好きになった作品かもしれない。
監督の以前の作品「ヤコブへの手紙」の方が好きかも…。
パンフ720円