たまにあることだけど観たあと早く帰って寝てしまいたいと思った。そういう作品はたいてい何日も感想がまとまらない。きっと私は語りたくないのかもしれない。言葉はほんのすこしでいいからきれいな箱にいれて時々取り出して眺めていたい。眼鏡をかけた、借り物のスタジャンを着た、哀しげな、若さと愚かさを恥じるエイドリアン・シェリーと彼女を包みこむ世界を。
信頼だって愛だっていいから何か強い絆を確認したいときっと誰しも思う。死んだようにではなく生きてるように生きるために。ひとすじの迷いもなく信じられる人・信じてくれる人が一人でもいたら、それだけで人生オールライト。ーTrust me.ーTrust you.こんなのきゅうきゅう胸が締めつけられて苦しくなるよ、涙が出る。大好きというよりほかに言葉が見つからない。
