抑制と省略の徹底により、最も単純な異常アクションである「転倒」がこんなにも際立つ。
というのは理解できるのだが、いくらハリウッドへのアンチテーゼとしてのNYインディーズだとしてもあまりの運動性のなさに少し辟易。ロングアイランドトリロジーを続けて観ると流石に食傷気味。
それでもラストでの、これから先倒れることなどないかのように立ち上がるマリアの全身ショットには、確かにハル・ハートリーの決意を感じざるを得ない。
それに、鑑賞後にゆりあぺむぺるで紅茶飲んでコペで麦とろ定食たべて井の頭公園散歩して動物園行っていせやで熱燗をひっかけるという、最高の1日を友人達と過ごせたので◎