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ふしぎの国のアリスのfumiyaのネタバレレビュー・内容・結末

ふしぎの国のアリス(1951年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

子供の頃に見る夢みたいなお話。

真面目に見ると頭が痛くなってしまうようで、柔軟に見ることが大切だと思う。

不思議の国の住人は、話は通じないけど、楽しそう。ストーリー性はなく、アリスがこの世界を彷徨うのは、「白うさぎを追いかける」という目的だけ。

追いかけるうちに、通せんぼしてくる兄弟や、話の通じない花や、マッドハッター達がいて、少々の狂気は感じるものの、次はどこにどんな人がいるのか少しワクワクしてしまう。

唯一、話が通じたのはチェシャ猫。でも、チェシャ猫は話は通じるけど、わざと変なことを言ってくる。

「この世界は狂っているのさ」

映画におけるメッセージ性へのアンチテーゼのよう。純粋に冒険を楽しむのがこの作品の醍醐味である。
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