むーちん

ビートルジュースのむーちんのレビュー・感想・評価

ビートルジュース(1988年製作の映画)
4.0
不慮の事故で死後、地縛霊となって自宅に居着いた若い夫婦の幽霊が、愛する我が家をリフォームしようとする新しい入居者一家を追い出すために、最悪のトラブルメーカー悪霊に助っ人を依頼してしまう…って、あらすじだけ書くと邦画にもありそうな気がするけど、そこは流石と言うか何と言うかのティム・バートン印(しかも一番エネルギッシュな頃の)なので、唯一無二のへんてこな映画に仕上がっとりますわ。

久々の再見だけど、しみじみ好きだなぁ…って。
この映画まだ未見だった子供(7〜8歳?)の頃、アメリカのユニバーサルスタジオでビートルジュースのコスプレした人と訳も分からず写真撮らされて、ずっと「アレは何の映画のキャラだったんだろう…」って思ってたから、初めて見た時「これか〜〜〜!」って感動した。それはさておき

先にも書いたけど、ティム・バートンが駆け出しにして一番脂の乗ってた頃なので、センス・オブ・ワンダーが炸裂している。その分、好きなの全部盛りみたいなしっちゃかめっちゃかな映画だけど、不思議と支離滅裂ではないっていう、変わったビジュアルが好きな人なら世の中五万と居る中で、ここら辺のバランス感覚がティム・バートンの一番の才能では?と思った。

今回初めて吹き替えで見たんだけど、ビートルジュースの声がなぜか西川のりおで、まーうるさい。アドリブなのか何なのか、当時は面白かったのか知らんけど尽く滑ってて普通に嫌いですね…ってなった。吹き替えのバージョンこれしか無いのおかしいでしょ。ジュラシックワールドの吹き替えとか作り直すくらいならこっち作り直せ。
むーちん

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