横溝正史と諸星大二郎と京極夏彦を混ぜた結果、水木しげるの味があまりしなくなっちゃった映画。
話は鬼太郎原作を知ってれば特に意外性もなく、そんな事より久々に白鳥哲の声聞けた事の方が意外性あった。
エンディングで強引に墓場鬼太郎１話につなげてたけど、ちょっと無理があるし、ぶっちゃけ現代パートの鬼太郎と猫娘が邪魔、という本末転倒ぶり。
鬼太郎映画として見るなら横溝正史より水木しげるをリスペクトして欲しかったし、伝奇物として見るなら鬼太郎要素抜きのオリジナルでやって欲しかった。
つまらなくはないけど、何であんなに全方位から高評価だったのかちょっとよく分からなかった。
