かえるのエリー

ビートルジュースのかえるのエリーのレビュー・感想・評価

ビートルジュース(1988年製作の映画)
4.5
2012/02/07

公開時に友人と映画館で観て、劇場を去りながらビートルジュースの真似をする私を、友人が「やめな~(一応女の子だしぃ)」と制御したのを思い出す(笑) そんなに熱狂した私も、さすがに20年以上経つと内容もうろ覚えで、念願のブルーレイGETにて、再びの鑑賞となった。

結婚後間もない夫婦があっけなく事故死し、彼らの家に3人家族が越してくる。現世に未練タラタラのオバケになった彼らは、自分たちの家を死守(!)すべく、人間一家に嫌がらせを画策。しかしなんとも風変わりなこの家族、作戦は次々と失敗し、いよいよ最後の手段、ビートルジュースを呼び出して助けてもらうことに・・・。

私の敬愛するティム・バートン監督の長編第二作目。彼のマストアイテム(白黒ストライプ柄やゴスロリなど)や、よい意味でのチープ感にファンとしては心踊る。

そしてその白黒ストライプスーツに身を包んだビートルジュースを演じたマイケル・キートン、彼のはっちゃけぶりが何とも見事! メイクをしているので、当時は誰が演じていたかあまり意識してなかったのだけど、後にバートン版バットマンに主演し、「えぇ~!!あのクールなバットマンがビートルジュースだったの!?」と吃驚。そもそもルーツを辿ってみるとコメディアンからのスタートだそうで、近年はピクサー作品の声優として「カーズ」でチック(ライバルの緑の車ね)役、「トイストーリー3」でケン役を演じたそうで。成る程。

風変わりな一家の一人娘演じるウィノナ・ライダーも、ゴスロリ感、霊が見えちゃうキモカワイイ少女がピッタリ! その後「シザーハンズ」で可愛さ炸裂でしたね。その後は…

最近はティムをフォローしつつも、私にとっては両手挙げて喜べない作品がおおく、やはり彼の魅力はこういったチープ感、手作り感をいかしてこそ、と思うのは私だけでしょうか。。。



【追記 2023/10/01】

本作がブロードウェイでミュージカル化、そして今夏に福田雄一演出✖️SixTONESジェシー主演で日本に登場!
ティムジェス好きとしてマスト案件、なんとか♾チケット奪取。正直ジェシーの演技は「・・・」だし、あの汚ったないビートルジュースに合ってないのでは?と思っていたが、普段からギャグを言っている成果か、歌の上手さも手伝って、素晴らしい出来だった。清水美依紗のリディアは文句なし!!

来年には「ウェンズデー」の彼女を迎えて映画続編とのこと。楽しみ〜!!