このレビューはネタバレを含みます
マリー・アントワネットの伝記の筈だけど 史実を極端に省略して綺麗なところだけを集めた映画。
内容は
政略結婚で国境を移動する所から
フランス革命が起きてヴェルサイユ宮殿を脱出する所まで。
インテリアやドレス、主演女優の美しさがメインの作品でドラマ的な要素は無いです。
音楽にロックを使うなど
終始ポップな雰囲気で全てが軽い。
政界の重い話題も困り顔で流し、
子供の病死も抽象的で
表面的に触れるだけなので
感情移入は出来ません。
作中のカラフルなお菓子が象徴する様に
見た目の可愛さを全面に押し出した映画です。