過去鑑賞。
自分自身、幼い頃はどもりのキライがあった。喘息と扁桃腺炎で小３位からまともに通学し出し、当初はどもりにチックに円形脱毛に随分と苦しんだ。
然し乍ら、自分はどうやらこうやら、お寺や神社には火を点けずに済んだ（笑）
で、数十年の時が流れたら、今では時に山から下りて人前で講義する仕事すらも請けている次第。人生、ワカラナイもんだわさ！
若い頃、自分の周りは未だ世代的にも多くの者が、少なくとも三島や太宰は読んでいた気がする。たわいも無い会話の中で、作品の題名や主人公の名が喩えに出たりしていた。
今の若い人達は純文学等、読むんだろうか…
梶井の檸檬であったり、三島の金閣寺であったり、振り返れば己の内なる悶々から外界の導火線に火を点ける訳だが。
ワタシが実際、導火線には点火せずに済んだのは…
きっと、音楽や映画や小説のおかげであり。
そして、別れてきた友や恋人や、散々あちこちで驚かせてくれた空や、海や、土や風のおかげだと…
現在は知っている。
