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金閣寺のotomのレビュー・感想・評価

金閣寺(1976年製作の映画)
4.1
永遠なるものへの渇望。うーん、青春だなぁ...屈折してるけど。やはり三島由紀夫は色んな意味で強烈。確か主人公はブ男だった筈だが、篠田三郎がイケメンな上に吃りも弱かった気もしなくはない。が、高林陽一の描く戦火を逃れ、封建的な雰囲気の残る重苦しくも美しい京都は実に印象的。次作の西陣心中で可愛さを発揮する島村佳江のデビュー作でもある。にしても喘ぎ声でも市原悦子を感じさせる市原悦子、恐るべし。
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