ヒビワレ

御法度のヒビワレのネタバレレビュー・内容・結末

御法度(1999年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

なにかと「アイツ誰好きなんかな~」とか「お前アイツのこと好きなんじゃね~の」と恋愛話に華を咲かせ過ぎる新撰組のお話でした(でも人はバカスカ死ぬ)。浅野忠信・田口トモロヲ→松田龍平→武田真治→ビートたけし↔崔洋一という凄い連鎖のラブストーリー。
土方歳三(ビートたけし)は新入りの美剣士加納(松田龍平)を魔性の化け物だと吐き捨てます。しかし、そもそもおかしいのは加納に身勝手な欲望をぶつける隊士たちの方であり、1番の被害者は加納のような気もします。以前から男たちの身勝手な欲望に晒されてきたであろう(その過程で人を斬ったかもしれない)加納が沖田総司(武田真治)に惹かれるのは、自分に性的な興味を示さなかったことと、新撰組創立メンバーでありながら他の隊士に軽んじられている井上への優しさに魅了されたからじゃないかと思いました
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