ゆっきー

懲役太郎 まむしの兄弟のゆっきーのネタバレレビュー・内容・結末

懲役太郎 まむしの兄弟(1971年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

クソアホなどチンピラの菅原文太と川地民夫がイレズミを入れると人格が変わり任侠道に目覚めるというプロットが素晴らしい。表層的で。映画らしい。

刺青が中々掘り終わらないな~と思っていると、ラストの出入りで2人が服を脱ぎ2人の背中が画面いっぱいに映ると、完成した刺青がドーンと目に入ってくる。
ここまぢに泣きそうになった。
凄すぎる~

ラストの出入りの後、雨に打たれる2人をやはり背中から撮るのだが、ここでなんと刺青が雨に打たれて流れていく…
とんでもないことですよこれは…

婦警を辞めた佐藤友美が、兄弟の元を訪ねて来るシーン、シネスコ画面が左右に分割されるかのような構図、右半分は真っ黒な影だが外の点滅する街灯の光を受けている。
ここもすごい。てか中島貞夫はシネスコの使い方が超絶的に上手いのよ。
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