我が青春時代のニコラス・ケイジを観直そう企画。『フェイス・オフ』、『スネーク・アイズ』に続いて手に取ったのは本作、『コン・エアー』。
戦地から帰還した軍人であるポー（ニコラス・ケイジ）は、愛しの妻とバーで久しぶりの再会を果たすが、居合わせたならずものに絡まれ（と言うより襲撃）、殺害してしまう。殺人罪で実刑判決を受けて収監されるが、妻と娘の元に戻るために模範囚として努め、ついに保釈となる。
保釈となり、刑務所から囚人護送用航空機で家族の元に向かうポー。しかし、同乗していた囚人らのハイジャック計画に巻き込まれ――――。
"正義"の囚人・ケイジが、家族の元に戻るため、また、ハイジャックに巻き込まれた"善"の者を守るため、凶悪犯罪者らに挑む話。正義感の強い「スーパーソルジャー」が孤軍奮闘するという、正統派ヒーローアクションもの。
ポーを始め、乗り合わせた囚人全員がハイジャック実行犯の完全な同調者ではなく、また、追いかける警察側も内部で対立していたりと一枚岩ではなく、あっちもこっちもバラバラ。この「烏合の衆の人間模様」を見ているのがなかなかに面白い。
また、凶悪犯に「どんな犯罪者も奴の前では赤子同然（うろ覚え）」と言わしめる「史上最悪の殺人犯」が乗り合わせ、作中でどんな活躍を見せるのかと思いきや・・・これは斜め上を行き過ぎていて流石に予想できなかったな。。。（というか一体なんだったんだ。。。）
あと、ダニー・トレホが出演していたのに初めて気が付いた。本作を観た当時は小中学生で、まだ主演級のハリウッド・スターしか目に映らない年頃だったので、全然認識出来ていなかったな。子どもの頃に観た映画を見返すと、こういった新しい発見があって面白い。
