浅野公喜

誕生日はもう来ないの浅野公喜のレビュー・感想・評価

誕生日はもう来ない(1981年製作の映画)
3.5
80年代前半のスラッシャー系全盛期に作られた作品の一つ。純粋なスラッシャーというよりは、サスペンスにスラッシャー要素を取り入れた作品と捉えた方が良いかもしれません。

過去に囚われ、幻想を頻繁に見る主人公、そしてその周りにも怪しげな友人か何人か居る為簡単に犯人の正体は分かりません。中盤以降になると犯人が映るので、もう少し終盤になってから明らかになった方が良いんじゃないの?なんて思いきやまさかの展開が用意されており、この手の作品にしてはちょっと上映時間が長めなのが気になりますが飽きさせない丁寧な作りでした。

終盤の誕生日会、串やバーベルもインパクト有りますが、後の「ペットセメタリー2」のようなバイク&マフラー、そして「ソウ3」のような頭の手術といい結構影響力の有る作品なんでしょうか。

殺人シーンについては下記のサイトでカットされた部分が写真で見れます(当時の日本のパンフレットから取ったものも)
https://www.hysteria-lives.co.uk/Happy_Birthday_to_Me/censorship.htm
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