尿道流れ者

チョコレート・ファイターの尿道流れ者のレビュー・感想・評価

チョコレート・ファイター(2008年製作の映画)
2.3
知的障害の女の子がその障害ゆえに発達した身体能力と脅威の反射神経をもとに闘っていくお話。母の治療費を返すために母から金を借りてた男達と闘っていくが、徐々に自らの出生に関わるマフィアとの闘いに発展する。

冒頭から無駄に長く暗いエピソードを魅せられる。知的障害ってだけでもカンフーアクションの題材としては重いのに、話が暗すぎる。爽快なアクションを観たいのに、ただただ心配でどうにか幸せになって欲しいって思いにさせられて楽しみきれない。

主演の女の子のアクションは凄いが掛け声が常に一定で練習感というか、格闘ゲームのデモンストレーション感がいなめない。
敵にも知的障害の男が出てきたところは特殊学級対抗戦って感じで少し盛り上がるがどうも抜けが悪い。

よく分からないイメージの挿入や格闘シーンのカメラワークとかダサくて、主演の女の子がせっかく頑張ってるんだからちゃんとしてあげてほしかった。
見所はエンディングのNGシーンで絶対に流しちゃいけない映像が多々ある。