歯茎の一本漬け闇鍋卍丸

蛍火の杜への歯茎の一本漬け闇鍋卍丸のレビュー・感想・評価

蛍火の杜へ(2011年製作の映画)
3.7
「切ない愛の物語」


主人公の女の子が、妖怪?の男の子と出会い、毎年夏休みだけ交流する。

40分の短編なので、内容はかなりあっさり。
作画も昨今のアニメ映画と比べると、派手さは無く、背景も美麗という訳ではない。

それでも田舎の夏というノスタルジックな雰囲気を秀逸に描写しており、この素朴な作風がなんとも心地良いです!



主人公が成長するにつれ、男の子との時間の流れの違いがなんとも切なくて残酷。

男の子は主人公に触れられてしまうと消えてしまうので、互いに気をつけているけど、途中からそれでも互いに触れ合いたいと感じるようになる。

最後の別れはなんとも唐突な気もするけど、お互いに全く迷わず抱きしめ合うシーンがメチャクチャ良い!


アニメ映画好きなら絶対に抑えて欲しい作品です!
かなり見やすいのでおすすめ!