ユウリ

ハリー・ポッターと秘密の部屋のユウリのレビュー・感想・評価

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秘密の部屋で印象的なのが、ハリーがヴォルデモートと似た部分を知り、自分はスリザリンに所属する方が良かったんじゃないかとダンブルドアに質問する終盤のシーン。

その質問に対して、「自分が何者であるかを決めるのは、能力ではなく選択なんじゃよ。」と返すダンブルドアの言葉に、ハリーよりグサっと刺さり。

ここまでのハリーは、人間界で酷い扱いをされても、急に魔法使いやでとホグワーツに行くことになっても、どこか当たり前かのように受け入れる様子で適応能力高すぎると変な関心をしていた。
でもその言葉を聞いて、「そうやで、自分の道は自分で選んでいいんやで」となぜか観てるこっちがハリーに言いたくなった。し、現実を生きる自分に言いたくもなった。

数ある選択肢から選んだ答えの積み重ねが他人とは違う自分を形成してくれるんだと思う。

選んだ理由は直感でも確信でも自分が選んだならなんでもよくて。ハリーはもう充分立派なグリフィンドール生だし、ヴォルデモートとは違う。とか、はじめ観た当時とは響く部分が変わっていて、いつ観ても本当に面白い作品。まだまだ夜更かしは続く。
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