雰囲気ドンピシャ。
劇場経営に失敗して妻と別れ、
パリのブラッセリーで給仕長(ギャルソン)の仕事をしながら、父親が残した海辺の土地に、小さな遊園地を作る夢を実現しようと奮闘中。
青春はいつまでも続くんだなあ
年齢に線を引いているのは自分自身なんだなあ
なんてことを考えながら、人生の機微に浸り、歓喜を感じる作品だった。
人の懐に飛び込むのが上手く、かといって馴れ馴れしさもなく、距離の間隔も程よく、コミュニケーション能力に長けている彼の姿を観ているのはとても居心地がよかった。
こんなおじさんいないかなあ。
ジャック・ヴィルレ若い。