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遥かなる甲子園のKのレビュー・感想・評価

遥かなる甲子園(1990年製作の映画)
3.8
敏夫〜!敏夫が良い!
野球がやりたい!好き!っていうキラキラした表情が最高に良い。かわいい。甲子園への憧れの気持ち。
これ林泰史か!良いねー上手いね〜。

生徒役、敏夫以外みんなろう者なのかと思ったけど、もしかして全員聴者?上手い。確かにろう者役はろう者に、っていう流れは近年だもんな。これ1990年の映画だし。
思ったほどの感動はなかったけど、まあ泣いちゃったわ…。
先生の胴上げ…良いよね。
演出とか古さをめっちゃ感じたけど。どことなく物足りなさもあるけど。
まあまあ良い映画でした。
三浦友和かっこいい。

敏夫たちはこれが最後の夏だったけど、この後この学校の野球部はどうなったんかな〜って調べてたら
「少年達が生まれる前年の1964年(昭和39年)は、アメリカで風疹が大流行した年であり、それは軍用地を持つ沖縄にも広まり、妊婦の中にも感染する者が多かった。そのため翌年沖縄県ではたくさんの聴覚障害児が生まれ、彼らの教育施設として1978年から1983年の6年間限定で設立されたのが『北城ろう学校(中等部・高等部)』であった。」
って。
じゃあ彼らで終わりなんじゃん!
そっかー。確かに映画の中でも風疹が流行って…ってあったから、その年にろう者が多いのは想像ついたけど、まさか期間限定の学校だったとは。

しかも
「北城ろうは当時の高野連会長・牧野直隆(漫画では中山会長)の計らいにより、特例として沖縄県大会のみへの参加を許されたのであった。」
ってことは、甲子園は端から無理だったわけね。そりゃ県大会も甘くないから、確率としてはほぼゼロだったわけだけどさ。もし県大会優勝したらどーすんだ(笑)
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