このレビューはネタバレを含みます
これも劇場公開時に観ているけど、結構見応えのある作品だったので、久し振りに観てみました。
映画の最後に字幕が出て、本作はフィクションであることが強調されていたけど、これがアメリカ映画なら、based on a true storyとか、inspired by a true storyというタイトルが出ても不思議じゃないぐらいの、実話を元にした作品でしたね。
もちろんすべてが実話ではないにしても、訴訟を恐れてか、そんな言い訳がましいことを言っているようなところは、本作で批判されている日航のみならず、映画会社などの他の日本企業の体質も、きっと似たり寄ったりなんだろうなあと思ってしまいました。(^^;
それでも映画の方はやはり見応えがあって、3時間超えの大作ながらも全く飽きることはなかった。初めのうちは少し臭すぎる芝居が鼻につくようなところもあったけど、次第に話の内容に引き込まれて、そんなことも気にならなくなって来ましたね。
テレビドラマ出身の若松節朗監督で、いかにもテレビドラマっぽい感じの安易な演出も目立ったけど、それを補って余りある豪華キャストや原作の力があったと思いました。