rin

キャバレーのrinのネタバレレビュー・内容・結末

キャバレー(1972年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

有名なミュージカルなのでかねてから見たくて、でもどの動画配信サービスにもないなぁと頭の片隅にあった去年、午前10時の映画祭でやると知って見に行きました。
劇場じゃないと集中して見れなくなってきた。

ナチ、ミュージカルくらいの情報がないなか飽きることなく見れた。
キスシーンのドアップすごく久しぶりに見た気がする。
近年の作品には中々見られなくなってると思う。

ライザ・ミネリの髪型とまつ毛、つけボクロが脳裏に焼き付く。
それでいてとても魅力的。危なっかしさとどこか地に足の着いた感じもする時もあったり色んな魅力を含んでる。
黒い影の中でライザ・ミネリの顔にライトが当たるとそれはまるでジュディ・ガーランドを彷彿とさせるような、それでいてヴィンセント・ミネリのタレ目とかそっちも思い出させるコケティッシュみたいな見た目。
ベディ・ブープとかって言ってたけどほんとその通り笑

ナチにこれから支配されていく未来を知ってる側からすると、31年だからそれから14年経たないと終わらないんだとその後の苦難を想像するとゾッとする。

森?の中で2人で寝そべっている時の、ブライアンのあの上の空感。
何話しかけても暖簾に腕押しみたいな感じすごい不安になるよね。
この人との未来なんとなぁく上手く行きそうにないなぁ…みたいな。


でもお互い一緒にいるのはやめて、最後の別れる時に、ライザ・ミネリが指をまげて挨拶するのいいわ。

キャバレーって今も使うのかな。廃れてしまったイメージ。
rin

rin