ホアキン・フェニックスもリース・ウィザースプーンも歌が上手すぎる。リースの声がジューン・カーターそっくりに深みのあるアルトでめちゃくちゃかっこよかった。
なにも前情報無しに見始めたけど、ジョニー・キャッシュって名前に聞き覚えがあったから調べたら、ロカビリーの名手 ジョニー・キャッシュの半生記とのこと。
幼少期に仲の良かった兄を喪ったり、ドラッグに溺れたり、結婚生活がうまくいかなかったり、あまりにも壮絶。けれども、ああこの時代の(たぶん今も)ミュージックシーンはドラッグと切り離せなかったんだなあと悲しくなる。でも、だからこそ生まれた、みたいな名曲が世にはいくつもあって、全てを悪だと断罪できない私もいる。
仲の良かった兄を事故で喪ったというJRを、兄を目の前で亡くしたホアキン・フェニックスが演じているのは、なんだかものすごく切なかった。