言わずと知れた小林多喜二のプロレタリア文学の映画化リメイクですが……蟹工船で重労働する労働者たちが主役なので舞台が船内の工場かカプセルホテル状の横穴が並ぶベッドルームのどちらかなんですよね。地獄で使役する亡者の如く働く姿と、そんな彼らを棒で打ち据える監督や雑夫長の姿が延々と映し出されるのですが……これがまぁ長い長い😇
ロシア船に拾われて「労働者の権利」に目覚めた労働者の1人・新庄が労働組合のリーダーとなり、監督にワンパン入れるシーンはなかなかに爽快だったがその後の流れがアメリカンニューシネマみたいなノリでしたかね。うーん、プロレタリア😇
なんかもう少しカタルシスのある内容を期待していたのですが……10年前の映画という事で今や一線級の役者さんがいっぱい出演していますね😇