鬱な作家は大体この世の終わりを描きたがるんですよね....
イラつく登場人物達に心底辟易するし面白くはなかったけど、圧倒的な映像美でした。特に冒頭のスローモーションのシーンなんてため息が出そうだったし、ラストのアレは悲劇的なシーンのはずなのに狂おしい程に美しく感じた。
この世の終わりが近づくにつれジャスティンとクレアの関係性が反転していく。それまで異常者扱いされて来たジャスティンがまるで普通の存在の様に我々の目に映る。
しかしなんだろこの気持ち......これって結局ただのニヒリズムなんじゃ....
あぁ、トリアーの見方が分からない....