・ジャンル
スラッシャー/ホラー
・あらすじ
5年の時を経て再びクリスタル湖周辺を襲った惨劇
ただ1人を除き辺り一体を血の海へと変えた1週間にも渡る事件は犯人ジェイソン・ヴォーヒーズの死で幕を閉じたかに思われた
しかし彼は病院の遺体安置所で目覚め医師と看護師を殺害し脱走
何も知らぬ地元住民ジャーヴィス一家と隣家へ遊びにやって来た若者達に忍び寄り…
・感想
殺人鬼の代名詞ジェイソン・ヴォーヒーズを描くシリーズ4作目
前作でトレードマークのホッケーマスクとナタという姿が完成し、1作目で特殊メイクを担当したトム・サヴィーニが復帰
早くも完結編とされているが以降もオリジナルシリーズの続編が6作、スピンオフが1作、リメイク版が1作公開されている
基本的に大筋は過去作と同様でほぼチャラい若者達が殺戮の餌食になっていくのみ
加えて画面が暗い場面も多く中盤あたりまではせっかくのトム・サヴィーニによるゴア描写の無駄遣い感が拭えない
そしてジェイソンの人間的な部分は既に大分失われている事もありドラマ性はより薄く殺人シーン以外は正直退屈だった
復讐者ロブもろくに活躍しないしトミーの工作趣味を強調しながら「ホームアローン」展開もないし…
とりあえずおっぱい見せときゃ良いと思ってるのか…?
ただ後半からのゴア描写はさすがトム・サヴィーニ
バリエーションも豊かで恐怖演出も割と凝っており2・3作目に比べれば見応えがある
また実質の主人公トリッシュとの格闘が若干コント的でジェイソンの可愛さが際立ってたのは良かったw
その上で弟トミーが「ペット・セメタリー」を思わせる様な狂気を見せて終わるラストも強烈で改めて名シーンだな、と
ジェイソンの最後の姿も凄まじいし
ただ普通に続編作る気マンマンやんけとは思ったけど…w
まだまだ完走までは長いけどジェイソンの可愛さで持ち堪えていきます…