tomorrowkey

悲しみよりもっと悲しい物語のtomorrowkeyのレビュー・感想・評価

5.0
かなり前に見て、吹き替えを見る時間がなく、最近また見返したのですが、何度見ても泣いてしまいます。

クォン・サンウさんと、イ・ボヨンさんの演技が絶妙で、また詩的な表現もあり、2人の関係性が美しく、悲しく、切なく描かれていました。
監督、脚本したウォン・テヨンさんが詩人ということもあり、ウォンさんの描きたかった事が詰め込まれているのだと思います。

また、愛とはどういう事なのかが、様々な場面で語られます。この作品のテーマでもあると思うのですが、他では見られない、究極の愛の1つだと感じました。

好きな人の事を思うだとか、振られてショックだとか、そう言った事で悩んでいる方が見てみると、本当に人の事を思うとはどういう事なのかを、改めて感じられるかも知れません。

また、現在はコロナという事態で、気軽に人と会ったりできない世の中です。だからこそ、見ておく価値があると思います。
この環境が辛く、死を考えたり、人と会いたくなったり…。
そう言った感情が湧いてしまうのなら、一度この作品に触れてみると良いと思います。
相手の事を本当に思うのであれば、命を大切に思うのであれば、取るべき行動は分かると思います。
ですが、この作品のとあることに関して、褒め称えているわけではありません。
あくまで、「愛を持って生きる」という事を言っています。

素晴らしい時間でした。
また見ます。
tomorrowkey

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